11:22Chris Williamson
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フィル・コリンズが離婚の苦しみを歌にして利益を得たのは有名な話です。しかし、芸術家の真似をして浸っている時間はありません。今すぐ口座残高が減っていくクリエイターなら、感情を客観視する作業から始めるべきです。心理学ではこれを「外在化」と呼びます。自分が感じている不安や怒りを、自分から切り離された観察対象として置くのです。今、あなたを最も苦しめている感情を3つ書き出してください。疎外感でも裏切りでも構いません。
これらの感情を、アリストテレスの劇作法をひねった「問題ー抵抗ー解決」の構造に当てはめます。あなたが選んだ3つの言葉を、主人公が置かれた環境的な制約として設定してください。全体の半分以上は、主人公がこの欠乏を埋めようとして失敗し、外部の圧力に屈していく描写に費やします。最後には、主人公がこだわりを捨てて新しい価値観を受け入れ、問題を解決するという結末にします。この流れで3分間のストーリーボードを組めば、感情の消耗で浪費する時間を減らし、即座に使える下書きを手にすることができます。
シルヴェスター・スタローンが『ロッキー』の脚本をわずか3日で書き上げたのは、天才だからではありません。暖房費すらなく、飼っていた犬を売らなければならなかった物理的な飢えが彼を突き動かしたのです。意志力はあてになりません。代わりに、私たちの体の生体リズムである「ウルトラディアンリズム」を利用しましょう。人間の脳は通常、90分周期で高度な集中力を発揮します。90分作業して20分休むサイクルを1日2回しっかり回すだけでも、脳の疲労を管理しながら生産性を上げることができます。
作業道具は「馬鹿げている」ほど良いです。インターネットが繋がらず、文字入力しかできない旧式のワードプロセッサやタイプライターを入手するのは意外にも効果的です。私は中古市場で1万円前後で買える Alphasmart Neo 2 のような機器をお勧めします。あるいは Cold Turkey のようなプログラムで、作業時間中はすべてのウェブサイトへのアクセスを遮断してください。検索に時間を捨てる行為を根本から封じ込めれば、プロジェクトを終わらせる速度は2倍速くなります。
作品を完成させてから市場の反応を待つのでは遅すぎます。「暴露療法」という心理学の技法があります。恐怖を誘発する対象に繰り返しさらされることで、鈍感になっていく方法です。創作物も同じです。完成前にあらかじめ「拒絶」されなければなりません。あなたの成果物を最も冷徹に批判するであろう潜在顧客10人を見つけてください。彼らに単に「良いか悪いか」を聞くのではなく、「なぜこのお金を払って買わないのか」という具体的な理由を問い詰めてください。
拒絶の理由がストーリーの方向性の問題なら設定を練り直し、情緒が合わないなら主人公の欠乏をもっと切実に修正します。10回の拒絶データを集めて作品を直せば、自己満足に陥った「芸術家病」から抜け出すことができます。人々が実際に財布を開く準備ができた成果物は、このような過酷なプロセスを経て生まれます。拒絶は傷ではなく、修正に必要なデータに過ぎません。
創作は結局、脳を酷使する仕事です。高いサプリメントは贅沢です。脳の効率を高める最も安上がりな方法は「温度調節」です。室内温度を18度から20度の間に涼しく設定してください。脳の深部体温が下がってこそ深い眠りにつくことができ、翌日の頭の回転が良くなります。朝起きてすぐにベランダで日光を30分浴びるのも無料です。体内時計がリセットされ、日中の覚醒状態を維持してくれます。
食べることも戦略的にアプローチしましょう。記憶力を助けるコリン成分が豊富な「卵」と、脳の炎症を抑える「サバの缶詰」はコスパの良い燃料です。作業の合間に肩甲骨を寄せるストレッチを5分するだけでも、脳への血流が増えます。若者向け家賃支援や自治体が運営する無料の作業スペースを探して固定費を削ってください。浮いたお金で質の良い食材を買うことが、創作を1年以上継続させる力になります。