00:00:00これはターミナルで動作するオープンソースのAIペアプログラマー「Aider」です。Copilotとは違い、単なる自動補完ではありません。
00:00:07Tree-sitterで構築された構造化ファイルマップを使用してリポジトリを直接編集し、100以上の言語に対応。Claude、DeepSeek、OpenAIなどのモデルで動作します。
00:00:17今回は、これがClaude Codeなどと比べてどうなのか、実際に使う価値があるのかを見ていきましょう。
00:00:21定期的に動画を公開していますので、ぜひチャンネル登録をお願いします。
00:00:30さて、Aiderはターミナルで動作します。自動補完が「次の行」を予想するものだとすれば、
00:00:35Aiderはリポジトリ全体にわたる変更要求を受け取り、実際の編集とコミットまで行います。
00:00:39Gitネイティブなので、すべての変更がコミットされ、即座に元に戻すことも可能です。
00:00:44Aider自体の報告によると、225個の多言語コーディングタスクで88%の成功率を記録しています。
00:00:49これは驚異的です。完璧ではありませんが、驚くべきは、そのコードの88%がAider自身によって書かれたという点です。
00:00:55皆さんが再現できるよう、クリーンな状態で進めます。CLIなのでIDEは不要ですが、処理過程が見やすいようVS Codeで動かします。
00:01:03まずcURLコマンドでAiderをインストールし、DeepSeekのAPIキーを取得して2つ目のコマンドを実行しました。
00:01:12初回起動時はセットアップ手順が表示されますが、基本「Yes/No」で答えるだけで簡単です。終わればエディタ内のチャット窓で準備完了です。
00:01:21こちらがアプリです。認証機能のない、ごく基本的なFlaskのセットアップを用意しました。
00:01:26ここでAiderに、Flask-Loginとbcryptを使ったセキュアなユーザー認証の作成と、ユニットテストの追加を依頼してみます。
00:01:33ここを見てください。動的なリポジトリマップを構築しています。
00:01:38これにより、1つのファイルを推測するのではなく、コードベース全体を横断して編集できるのです。
00:01:42複数ファイルを編集し、requirementsを追加し、テストファイルを作成。テスト付きのセキュアな認証機能が追加されました。
00:01:48これこそが本質です。テストをパスし、クリーンなコミットまで到達できなければ、時間の節約にはなりません。
00:01:55所要時間は約45秒、もう少しでしょうか。しかし、構築、コミット、テストまで、すべてが完了しています。
00:02:01多くの自動補完ツールはファイル間の依存関係を理解できないため、リファクタリングで密かにバグが混入しがちです。
00:02:07Aiderはリポジトリ全体の編集用に設計されており、2万行を超えるプロジェクトの実績もあります。
00:02:13DeepSeekのようなモデルを使えば、開発速度が2〜5倍向上し、コストもわずか数セントで済むと報告されています。
00:02:19これは時間の問題であると同時に、お金の問題でもあります。一見速く感じても、後で壊れるようでは逆に効率を下げてしまいます。
00:02:28リファクタリングを1時間から10分に短縮したという報告もあります。あくまで個人の感想ですが、そう言われています。
00:02:34これは雰囲気でコードを書く「Vibe Coding」ではなく、制御され、レビュー可能な、Gitで保護された開発手法です。
00:02:38では、複雑なリファクタリングではどうなるでしょうか? 少し負荷をかけてみましょう。
00:02:42これはReactとTypeScriptのTodoアプリです。ダークモードとAPI同期を追加したいので、複数ファイルのリファクタリングが必要です。
00:02:50まず「Architectモード」で変更案を練ります。この時点ではまだ編集は行われません。
00:02:55次に「Codeモード」に切り替えて計画を実行します。どうなるか見てみましょう。
00:02:59テーマ設定、コンポーネント、そしてAPIクライアントが編集されました。
00:03:03今度は、新しい同期ロジックのテストを生成させます。ビルドしてみましょう。
00:03:08ビルドに失敗すると、大抵のツールはお手上げになります。Aiderでもそういうことはありますが、
00:03:13Gitリポジトリの変更を即座にクリーンに元に戻せます。ダメージはありません。プロンプトを修正して再実行するだけです。
00:03:19ビルドが通りました。これでPR(プルリクエスト)を送る準備が整った機能ブランチの完成です。
00:03:23でも正直なところ、これも「ただのターミナルツール」のひとつに過ぎないのでは?
00:03:27Cursorと比較してみましょう。Cursorは素晴らしいUIを持っていて強力です。
00:03:31しかし、ターミナル主体のワークフローで、重い複数ファイルのリファクタリングを行うなら、Aiderに分があります。
00:03:37Copilotはインラインの自動補完は速いですが、リポジトリ全体の推論には苦戦することがあります。
00:03:42それからClaude Code。推論能力は非常に強力です。
00:03:45ただ、Gitワークフローとの連携に関しては、必ずしもスムーズとは限りません。
00:03:49Aiderの強みは、構造化されたリポジトリ編集とGitの密接な連携にあります。
00:03:52とはいえ、既存の他のツールに目を向ければ、これはこれで「まあまあ」な選択肢です。
00:03:58もちろん、用途によってはもっと強力で適したツールも他にあるでしょう。
00:04:03ただ、モデルを自由に入れ替えられる点は気に入っています。DeepSeekを使えば、
00:04:07API料金を大幅に抑えつつ、非常に強力なレスポンスを得られます。さすがDeepSeekですね。
00:04:12Ollamaを使って完全に無料にすることもできますが、使ったことがある方なら分かる通り、
00:04:16悪くはないものの、最高とは言えません。
00:04:19もしこれを試してみたいなら、適切な手順は以下の通りです。
00:04:22まず、大きなリファクタリングの前には「Architectモード」を試してください。
00:04:26YAML設定ファイルで使用するモデルや好みを設定しましょう。
00:04:30そして、出力される差分(diff)は必ず確認するようにしてください。
00:04:33必要であれば、VS Codeなどお好みのエディタに組み込むこともできます。
00:04:38今回はターミナルを使いましたが、実際にはVS Code内のターミナルで動かしていました。
00:04:41それでは、また次の動画でお会いしましょう。